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論文記事:介護予防サービス利用者の自律性とソーシャルサポートとの関連 201702-02 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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第64巻第2号 2017年2月

介護予防サービス利用者の自律性と
ソーシャルサポートとの関連

松井 美帆(マツイ ミホ)

目的 本研究は,介護予防サービス利用者の自律性とソーシャルサポートとの関連を明らかにすることを目的とした。

方法 介護予防サービス利用者149名,老人クラブ会員220名を対象に質問紙調査を行った。調査内容は基本属性として年齢,性別,健康状況,PEA日本語版短縮版,高齢者用ソーシャルサポート尺度についてであった。

結果 対象者の平均年齢は介護予防サービス利用者80.8±6.3歳,老人クラブ会員74.2±6.2歳,性別は女性が同73.6%,32.3%であった。自律性のPEA総得点について両群で有意差は認められなかった。自律性とソーシャルサポートとの関連については,介護予防サービス利用者ではPEA総得点およびすべての下位尺度においてと友人・近隣からの手段的サポートと軽度の相関を認めた。また,重回帰分析の結果,両群において自律性と健康状況が関連しており,さらに介護予防サービス利用者ではソーシャルサポートとの関連が認められた。

結論 介護予防サービス利用者の自律性については,友人・近隣からの手段的サポートが高齢者の一人暮しが増加する中で今後重要である。

キーワード 自律性,介護予防サービス,ソーシャルサポート,一人暮らし高齢者

 

 

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