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論文記事:簡易生命表における平均寿命の延びの寄与年数への分解 201903-02 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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第66巻第3号 2019年3月

簡易生命表における平均寿命の延びの寄与年数への分解

嶋村 拓生(シマムラ タクオ) 首藤 陽平(シュトウ ヨウヘイ) 六車 史(ムグルマ フミト)

目的 簡易生命表においては,平均寿命の前年からの延びに対する死因別寄与年数を公表し,その算定方法を報告書に載せているところである。本論文では,2つの生命表間の平均寿命の差を要因別寄与年数へと分解する手法の一般論を解説し,平成29年簡易生命表における死因別・死亡月別寄与年数への分解結果を解説する。

方法 平均寿命の前年からの延びを,まず年齢階級別の寄与年数へと分解した後,それらをさらに死因別に加法分解することで行列展開し,それを死因ごとに足し上げることで死因別寄与年数を求めた。

結論 平成29年簡易生命表における平均寿命の前年からの延びの死因別寄与年数をみると,その主要な部分は,「肺炎」による正の寄与,「その他」による負の寄与,次いで「悪性新生物」による正の寄与によるものであることがわかった。

キーワード 2生命表間の平均寿命の差,年齢階級別寄与,要因別寄与,マトリックス展開

 

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※この論文の21頁については調整頁であったため省略しております。