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論文記事:保険者別の要介護者数および介護サービス受給者数の推計 201908-03 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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第66巻第8号 2019年8月

保険者別の要介護者数および介護サービス受給者数の推計

村松 圭司(ムラマツ ケイジ) 得津 慶(トクツ ケイ)
大谷 誠(オオタニ マコト) 松田 晋哉(マツダ シンヤ)

目的 長期的視野に立った介護保険事業計画の策定を支援するため,2045年までの要介護者(要支援)認定者数および介護サービス種類別の受給者数を保険者別に推計した。

方法 国立社会保障・人口問題研究所の都道府県・市区町村・性・年齢階級別の推計人口(2018年推計)および2015年度介護保険事業状況報告の保険者・性別要介護(要支援)認定者数を用いて,2015年時点の要介護認定率が変わらないと仮定し,将来の要介護(要支援)度別の認定者数を推計した。また,要介護(要支援)度別の認定者数と2015年度介護保険事業状況報告の介護サービス受給者数を用いて,サービス受給率が2015年と不変であると仮定し,サービス種類別1カ月あたり受給者数を推計した。さらに,結果を簡便に閲覧できるツールを作成し,ウェブサイト上に公開した。

結果 北九州市の将来の要介護(要支援)者数およびサービス種類別ひと月あたり受給者数を推計した。要支援および要介護1の者は2035年を,その他の者は2040年をピークに減少すると推計された。介護サービスの受給者も,訪問介護は2035年を,その他のサービスは2040年をピークに減少すると推計された。

結論 将来の介護需要を推計することで,介護保険事業計画の策定に資する知見を得ることができた。

キーワード 将来推計人口,介護保険事業状況報告,要介護認定者数推計,介護サービス受給者数推計,介護保険事業計画

 

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