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論文記事:在院日数の短縮に影響を及ぼす主要診断群分類と診療行為について 202009-03 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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論文

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第67巻第11号 2020年9月

在院日数の短縮に影響を及ぼす主要診断群分類と診療行為について

中島 尚登(ナカジマ ヒサト) 矢野 耕也(ヤノ コウヤ)

目的 Diagnosis Procedure Combination(DPC)制度では,在院日数の短縮が高く評価されるため,在院日数の短縮に影響する主要診断群分類(Major Diagnostic Category:MDC)と診療行為を検討した。

方法 2012-2017(以下,’12-’17)年のDPC対象病院(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ群)とDPC準備病院(以下,準備病院)のMDC比率,DPC算定病床数/準ずる病床数,手術数,化学療法数,放射線療法数,救急車搬送数,救急医療入院数,全身麻酔数および在院日数を用い,在院日数を目的変数として重回帰分析で検討した。

結果 ①Ⅰ群では’12年のMDC04(呼吸器系疾患),’15年のMDC06(消化器系疾患,肝臓・胆道・膵臓疾患),’16年のMDC15(小児疾患),Ⅱ群では’15-’16のMDC05(循環器系疾患),’16年のMDC02(眼科系疾患),Ⅲ群では’12-’17年のMDC02とMDC15,’12と’14-’17年のMDC03(耳鼻咽喉科系疾患),’12-’15と’17年のMDC12(女性生殖器系疾患及び産褥期疾患・異常妊娠分娩),’12-’14と’17年のMDC05,’12年のMDC14(新生児疾患,先天性奇形),’17年のMDC09(乳房の疾患),準備病院では’16-’17年のMDC02,’12-’13と’16-’17年のMDC03,’12-’13と’17年のMDC05,’13と’17年のMDC06,’17年のMDC07(筋骨格系疾患)とMDC11(腎・尿路系疾患及び男性生殖器系疾患),’12-’13,’15と’17年のMDC14,これらが在院日数短縮に影響した。また’12-’17年を通じて,Ⅰ群ではMDC08(皮膚・皮下組織の疾患),Ⅱ群ではMDC01(神経系疾患),Ⅲ群ではMDC01とMDC04,MDC13(血液・造血器・免疫臓器の疾患),MDC16(外傷・熱傷・中毒),これらが在院日数延長に影響した。②Ⅰ群,Ⅱ群,準備病院ともに’13-’17年を通じて,手術件数は在院日数短縮に影響した。またⅠ群では’12-’14年と’16年の救急車搬送件数,Ⅱ群では’14年の放射線療法件数,’12年救急入院,準備病院では’16-’17年の化学療法件数,これらが在院日数短縮に影響した。

結論 在院日数の短縮に影響するMDC比率の調整が評価を高くする要因となる。

キーワード 在院日数,Diagnosis Procedure Combination(DPC)対象病院,主要診断群分類(Major Diagnostic Category:MDC),機能評価係数Ⅱ,効率性指数,重回帰分析

値観の変革と共有化が望まれる。

キーワード 人的資源,高齢者雇用,腰痛一次予防,リフト,人口減少社会

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