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第55巻第5号 2008年5月

生命表と年齢調整死亡率の関係について

齋藤 重正(サイトウ シゲマサ) 武井 亜起夫(タケイ アキオ) 大西 雄基(オオニシ ユウキ)

目的 死亡状況を表す生命表と年齢調整死亡率の関係について明らかにする。
方法 生命表と年齢調整死亡率に係る各指標の相関について調べてみた。また,島根(女)と沖縄(女)の平均寿命,年齢調整死亡率について,年齢階級ごとの影響を比較することにより,両者の差異について調べてみた。
結果 生命表と年齢調整死亡率の相関の高さが確認された。また,年齢調整死亡率は,中年齢階級の及ぼす影響が大きく,島根(女)の方が高くなる一方,平均寿命は,高年齢階級の及ぼす影響が大きく,沖縄(女)の方が高くなる様子が確認された。
結論 年齢調整死亡率では,死因別の年齢調整死亡率を算出しており,死因別死亡状況を比較することができる。一方,生命表では,年齢別の平均余命を算出しており,当該年齢以上の死亡状況を比較することができる。それぞれの指標に特長があり,必要に応じて両者を使い分けて活用することができる。
キーワード 都道府県別生命表,年齢調整死亡率,生存数,平均寿命,定常人口

 

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