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論文記事:認知症サポーター養成講座受講による看護学生の認知症高齢者に関する意識変化 201706-04 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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第64巻第6号 2017年6月

認知症サポーター養成講座受講による
看護学生の認知症高齢者に関する意識変化

南部 泰士(ナンブ ヒロヒト)

目的 本研究は,認知症サポーター養成講座(以下,養成講座)の受講が,看護学生の認知症に対する知識,態度,老親扶養意識,介護意識の社会化にあたえる影響を明らかにし,在宅看護学および公衆衛生看護学における認知症高齢者に関する講義や実習の展開に関し,他職種との協働を推進するための基礎資料とすることを目的とした。

方法 対象はA看護大学2年次の学生71人(男性9人,女性62人)とした。質問紙調査にて養成講座前後に,認知症高齢者のイメージ,認知症の知識,老親扶養意識,介護意識の社会化について回答を得て比較した。

結果 養成講座受講後,学生の「認知症高齢者のイメージ」が肯定的となり,「認知症の基礎知識」が豊かになり,「老親扶養意識」の「手段的扶養意識」における考えに変化がみられた。また,「自分が認知症を発症したときに家族に期待する介護意識」について,「家族と社会」の両者に担ってほしいと回答した割合が増加した。

結論 養成講座は,看護学生にとって,認知症高齢者や家族についての知識を豊かにするとともに,認知症を自身の問題として認識することができるようにするという意義を持ち,看護学生が地域包括ケアシステムを理解する上で重要な学習内容の1つとなるものである。

キーワード 認知症サポーター養成講座,認知症,看護学生,意識の変化,看護基礎教育