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第73巻第11号 2026年9月 行動変容ステージ別の減量プログラム
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目的 行動変容ステージ別の減量プログラムを用いた特定保健指導が,積極的支援該当の男性におけるメタボリックシンドローム(以下,MetS),食行動,身体活動・運動の改善と減量に及ぼす効果を検討する。
方法 特定保健指導の積極的支援該当の自治体男性職員を対象として,問診にて行動変容ステージ(無関心期・関心期・準備期・実行期・維持期)を判定し,行動変容ステージ別の減量プログラムを用いた保健指導を12週間行った。69名について,行動変容ステージを①無関心期・関心期群,②準備期群,③実行期・維持期群に3群化して,保健指導終了直後の体重,腹囲,BMI,腹部肥満,肥満,高血圧,脂質異常,高血糖,MetS,食行動(7項目),身体活動・運動(3項目)の変化,各測定検査値の変化量と減量目標(腹囲2㎝以上かつ体重2㎏以上の減少)の達成率を,集団全体および行動変容ステージ群別に分析した。
結果 集団全体でみると,体重,腹囲,BMI,腹部肥満,肥満,高血圧,脂質異常,高血糖,MetS,食行動(「食動機」「代理摂食」「食べ方」「食事内容」),身体活動・運動(「運動習慣」「身体活動」「歩行速度」)が改善し,減量目標(腹囲2㎝以上かつ体重2㎏以上の減少)の達成率は63.8%であった。行動変容ステージ群別にみると,3群のいずれも体重,腹囲,BMI,腹部肥満,MetSが改善し,各測定検査値の変化量と減量目標の達成率に群間差はなかった。食行動と身体活動・運動については①群で「代理摂食」「食事内容」「身体活動」,②群で「空腹感」「食事内容」「身体活動」,③群で「食動機」「食べ方」「運動習慣」がそれぞれ改善した。
結論 特定保健指導の積極的支援該当の男性において,行動変容ステージ別の減量プログラムによる12週間の保健指導直後に,体重,腹囲,BMI,腹部肥満,肥満,高血圧,脂質異常,高血糖,MetS,食行動,身体活動・運動が改善し,約6割の者が減量目標を達成した。各行動変容ステージ群いずれも体重,腹囲,BMI,腹部肥満,MetS,食行動と身体活動・運動が改善し,各検査値の変化量および減量目標の達成率に群間差はなかった。よって,行動変容ステージ別の減量プログラムを用いた特定保健指導は,MetS,食行動,身体活動・運動の改善と減量に有効であることが示唆された。
キーワード 特定保健指導,行動変容ステージ,減量プログラム,保健行動,メタボリックシンドローム






