保健師国家試験に出る国民衛生の動向
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「国民衛生の動向」は、毎年わが国の衛生の状況や保健行政の動向を解説したものとして、昭和24年の創刊以来、公衆衛生テキストの決定版として長年ご愛用いただいています。とくに本誌では、最新の衛生を取り巻く制度の解説や人口・健康状況などの統計数値が網羅されており、医療関係者の国家試験対策のテキストとしても広く活用されているところです。
当ページでは、保健師国家試験の受験者向けに、最新の「国民衛生の動向2023/2024」がカバーする保健師試験の過去問をピックアップし、本誌の該当箇所を示します。問題を解きながら不明な部分を本誌で確認し、学習効率の向上にご活用下さい。
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厚生の指標増刊
発売日:2023.8.29 定価:2,970円(税込) 432頁・B5判 雑誌コード:03854-08
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保健師国家試験について
最新の試験日程や手続き等の情報は、保健師国家試験の施行(厚生労働省)をご確認下さい。
保健師国家試験は昭和27年(1952年)から開始し、最新では令和5年(2023年)2月に108回目の試験が実施されました。過去10年間の受験者数、合格者数、合格率は以下のとおりです。
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受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
108回(2022年) | 7,948人 | 7,094人 | 89.3% |
107回(2021年) | 7,834人 | 7,387人 | 94.3% |
106回(2020年) | 8,233人 | 7,537人 | 91.5% |
105回(2019年) | 8,376人 | 6,852人 | 81.8% |
104回(2018年) | 8,191人 | 6,666人 | 81.4% |
103回(2017年) | 8,207人 | 7,450人 | 90.8% |
102回(2016年) | 8,799人 | 7,901人 | 89.8% |
101回(2015年) | 16,622人 | 16,517人 | 99.4% |
100回(2014年) | 17,308人 | 14,970人 | 86.5% |
99回(2013年) | 16,420人 | 15,764人 | 96.0% |
※102回(2016年)の大幅な減少は受験資格の変更による。
直近5回をみると、受験者数、合格者数は横ばい傾向で、合格率は年により変動があるものの8割以上で推移しています。合格基準は、一般問題(1問1点の75問)と状況設定問題(1問2点の35問)を合わせた145点のうち87点(60%)以上とされます(不適切な問題として除外等されない場合)。
問題数は110問で、合わせて資格が必要となる看護師の国家試験(全240問)と比べて少なく設定されていますが、複合的な知識や思考を駆使して正答にたどり着くような問題が多く、また、細かい統計の数値や制度のあゆみが問われることもあり、付け焼き刃的な学習では合格基準に届かない場合もあります。そのため、過去問をしっかり解いて全体の傾向を把握し、それに結びついた知識を参考書などで肉付けしていくことが重要となります。
保健師国家試験の出題基準は、平成12年の公表以来、保健師助産師看護師国家試験出題基準改定部会で検討を行い、改定を重ねてきており、令和5年実施の試験からは、「保健師助産師看護師国家試験出題基準 令和5年版」が適用されることとなっています。出題基準では、公衆衛生看護学として、概論、方法論、対象別公衆衛生看護活動論、学校保健・産業保健、健康危機管理、公衆衛生看護管理論の各領域が設けられているほか、疫学、保健統計、保健医療福祉行政論の各分野で幅広い出題範囲が設定されています。
問題種類別 保健師試験過去問題
過去10年の保健師国家試験に出題された問題を、テーマ別に分けてポイントを解説しています。本格的に試験対策を始める前の傾向を知る際、また、試験直前の確認などにお使い下さい。
保健師国家試験過去問題PDF
厚生労働省が公表している過去10年間の問題、正答のPDFの一覧です。
第109回 (2023年) |
正答 | ||
第108回 (2022年) |
正答 | ||
第107回 (2021年) |
午前問題 | 午前問題別冊 | 正答 |
第106回 (2020年) |
午前問題 | 正答 | |
第105回 (2019年) |
午前問題 | 午前問題別冊 | 正答 |
第104回 (2018年) |
午前問題 | 正答 | |
第103回 (2017年) |
午前問題 | 正答 | |
第102回 (2016年) |
午前問題 | 正答 | |
第101回 (2015年) |
午前問題 | 正答 | |
第100回 (2014年) |
午前問題 | 正答 |
看護師国家試験に出る国民衛生の動向
保健師として必要となる看護師資格を得るための看護師国家試験について、国民衛生の動向が対応する過去10年分の問題とポイントを掲載しています。内容も重なる部分が多く、同時取得を目指している方はもちろん、すでに看護師資格を取得している方も目を通すことをおすすめします。
図説 国民衛生の動向 2022/2023
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『図説 国民衛生の動向』は、「国民衛生の動向」の図説ダイジェスト版です。「国民衛生の動向」の内容に沿って、1ページ1テーマで、フルカラーの図表とともに要点を絞って解説しています。
保健師国家試験の内容も広くカバーしていますので、記述量の多い「国民衛生の動向」の手軽な副読本としても活用できます。
医療職のための統計セミナー
厚生労働統計協会では、看護師等の医療職の皆様のキャリアアップのために、研究発表や論文作成に必要な統計知識を実践的に学んでいただくオンラインセミナーを、毎年数回開催しています。
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